まずはご紹介します。
こちらは手作り感があふれる1店舗目。レンガが印象的な「赤いぽけっと」時代。
離婚を機に移転したのが下の画像の2店舗目。
ご存知の方も多いと思います。2店舗目「黄色いぽけっと」です。
店中は、こんな感じでした。
2店舗目は1店舗目より数百メートル駅に近付いた立地だったので当時周囲からは
「何か上手いことやったなあ」という声が聞こえていましたが事実はいたって
地味なのです(笑)。友人の協力指導のもと「ぽけっと」のWEBショップを
始めたこと、営業時間以外の隙間時間にテレマーケティングの仕事で
移転資金を貯めたことが事実です。一攫千金なんてないですよね。
まあ、仮にあってもフェアトレードショップの当店とは無縁だし、狙わない狙わない(笑)。
ただ、シングルマザーとして子供を育てて行かなければならないことと
仕事中の事故であまり歩けなくなった親の介護という責任を感じての移転で
あったことは確かです。ここでは店舗のオーナーさんには恵まれました。
仕事のこと、子育てのこと、介護のこと何でも相談出来て、今でも感謝しています。
そして「現在のぽけっと」
いよいよ商品についてですが、これは人の数ほどコンセプトが出来るように
品揃えもいろいろな組み合わせが考えられると思います。
「こだわり」「大切にしたいもの(こと)」「好きなもの(こと)」そんな要素が
合わさって決まる、その人その店だけの品揃えがおもしろいですよね。
実家が家具や植木に関する事業を営んでいた、元保育士の自然児な私は
子供の頃から好きだった木のおもちゃと短大時代に知ったフェアトレードを
品揃えの核にしました。それは生産者が見える商品を扱うことで物の背景、
物に込められたメッセージ、自然素材のぬくもりを届けたかったからです。
よく、既存の品揃えに不安を覚えているお店の方が「フェアトレード何だか
人助けぽくていい印象があるからを取り入れたら売れますかあ?簡単ですか?」と
訪ねていらっしゃいますが・・・。
売れる業種に変えたい気持ちが強い方には、オペレーションが
難しいフェアトレードの商品を単独で扱うことはおすすめ出来ないと思います。
年間の発注金額により掛け率が決まり、次のシーズンの予約を入れなければ
その掛け率をキープすることが出来ませんし。
手作りの希少価値ある商品ゆえ、リピートしたい時に商品はショートしてありませんし。
前出の声ではありませんが「助成金を貰って上手いことやっているらしい」
そんな誤解は私も、取引先の小さな支援団体も驚くばかり。
そういう事実はないのであしからずです。
横道にそれてしまいましたが、品揃えにはオリジナリティが大切とまとまったところで
それをどう販売して行くかは、次回の商品について2で。
- 2010.12.28 Tuesday
- 仕事・ショップ
- 12:00
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- by FOARN店長 山口公乃(キミー)